
その瞳の中に、
あなたがいます。


この世に生きる人には必ず父がいて母が存在し、
きっと父や母の記憶の深い部分であなたは生かされています。
介護の仕事は、生活のお手伝いをすることはもちろんですが、
大切なことは、その方が生きてきた道のりを伺い、
山あり谷ありの人生の軌跡、そのときどきの喜怒哀楽を
聴かせていただくことでないか、そう感じる時があります。


なぜならそうすると、瞳が輝き出すからです。
生きてこられたことへの感謝、人生への謳歌が聞こえてくるんです。
そしてそれは、私たち自身へのメッセージのように感じるのです。
「しっかり生きなさい」と、
明日を生きる英気を与えてくれているではないかと。
だから、介護の仕事はやめられないのです。
私自身のための仕事だから。